「簡単にネジを外す方法!DIY初心者でも安心」
DIYや修理作業をする際にネジ・ボルトを外すことはよくある作業ですね。しかし、なかには錆などの影響で外れにくいネジやボルトもあります。
ネジが固くて、ねじ山をなめてしまったよ。
そういう場合は、初めての方にとっては少し難しいかもしれません。
そこで、このブログではネジ・ボルトを簡単に外す方法をご紹介します。
道具やテクニックを使うことで、誰でもスムーズにネジを外すことができるので、安心して作業に取り組むことができます。
さあ、手順を追ってネジ・ボルトを外す方法をご紹介します!ぜひ最後までお読みください。
ネジ山をなめるとは
「ねじ山をなめる」とは、固着したネジやボルト、ナットを外す際に無理に回してねじ山(ボルトやナットの場合は六角形の角の部分)を潰してしまうことをいいます。
バイクやクルマのメンテ、その他DIYでネジやボルトを外さないといけなくなったときによくあることです。
ここでは、ねじ山を完全になめる前の外し方で比較的道具を使わない外し方を紹介します。
上の写真のように完全にねじ山をなめてが無くなったものに対しては
STEP3:錆びて固着したネジ・ボルトを外す3(ねじ山潰れた)
STEP4:錆びて固着したネジ・ボルトを外す4(ねじ山完全に潰れた)
こちらを参考になさってください。
ねじ山を完全につぶす前に有効なネジ・ボルトの外し方
ねじ山がまだ残っている場合は以下の手順に沿って外せるか試してください。
手順1:潤滑油を吹きかけてしばらく待つ
ネジやボルトが外せないとつい焦ってぐりぐりと何回もトライしてしまいますよね。
しかし、無理は禁物です。ねじ山をなめる原因になってしまいます。
ねじ山がドライバーなどの回す力に耐えられないとねじ山をなめる原因になります。
潤滑スプレー(クレ556など)やミシンオイルがある場合は、それを回らないネジに浸み込ませるようにしてしばらく放置しましょう。
待っている間は、ちょっと休憩タイムです。焦らずに!
潤滑効果: 潤滑油は、ネジとナットの接触面に薄い潤滑膜を形成します。この膜により、摩擦が軽減され、ネジがスムーズに回転することができます。固着したネジの場合、錆や酸化物が形成されて摩擦が増加しているため、潤滑油による潤滑効果は特に効果的です。
浸透作用: 潤滑油は、固着したネジやナットの微細な隙間やねじ山に浸透します。この浸透作用により、潤滑油がネジとナットの間に広がり、固着した部分を緩める効果があります。また、浸透作用によって錆や酸化物が分解され、緩和される場合もあります。
みなさんが一休みしている間に潤滑油が以上の仕事をしてくれています。
潤滑油がねじ山の細かい隙間に十分浸透するとあっけなくとれる場合があります。お試しください。
手順2:ドライバーを押し付けながら左回転させる
次の方法は、ドライバーをネジやボルトに十分に力を込めて押し付けながら回し外す方法です。
ドライバーをねじ山に垂直に当ててかなり強く押し付けながら反時計回りに回しましょう。
これで外れる場合があります。
ねじ山に合うドライバーを必ず選んでくださいね!ねじ山をつぶします。
手順3:ハンマーでドライバーを叩きながら回す
手順2までしてもまだ外せない場合は、ハンマーを使います。
少しだけテクニックを使いますよ。
①はずは、片手でドライバーを十分にネジやボルトに押し付けます。(できるだけの力を込めて)
②ハンマーでドライバーをたたくと同時に、ドライバーを左に回します。
たたいた瞬間ドライバーを1mmくらい左に回転させるのがコツです。
手順:1~3の方法を組み合わせてください。「外せないかも」と思ったらまず3の潤滑油を浸み込ませてから作業に取り掛かるのがベターです。
こういった作業専用の座面を叩けるドライバーが一本あったら重宝します。
いろいろな会社が潤滑油を製造販売しています。私がよく使う潤滑油はこれです。
まとめ
- 固着したネジを外すためには、以下の方法を試しましょう。
- ドライバーを押し付けて回す方法:ドライバーをねじ山に垂直に当てて強く押し付けながら反時計回りに回します。
- ハンマーでドライバーを叩きながら回す方法:ドライバーをねじ山に垂直に強く当て、ハンマーでドライバーを叩く瞬間に反時計回りに回します。
- 潤滑油を浸み込ませることで、ネジとナットの潤滑効果や腐食防止効果を得ることができます。
- 潤滑油を使う場合は、固着したネジに充分に浸透させましょう。
- 方法を組み合わせて試してみて、潤滑油が充分に浸み込むまで時間を置きましょう。
- ねじ山をなめるリスクを避けるために、無理に作業をせず注意しましょう。
焦ってしまうとねじ山をなめてしまいます。焦らないことが肝心です。
以上、外せないネジ・ボルトを外す比較的簡単な方法のご紹介でした。最後までお読みいただきありがとうございました。
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