潤滑油が出なくなってしまったとき、完全に使い切る前に無駄にしたくありませんよね?心配しないでください、救世主が現れました!このブログ記事で残りの中身を移し、最大限に活用する方法を学びましょう。
バイクのメンテナンスや錆びたネジやボルトの取り外しには、潤滑油は欠かせないアイテムです。皆さんもご利用になられている方も多いのではないでしょうか?
しかし、こういう状況に遭遇したことはありませんか?
この前、錆びたボルトをゆるめようと思って使おうとしたら、出が悪くて結局、出なくなったよ。
ボタンを何度押しても、勢いよく出ないか、出ても力がないんです。ただ、容器にはまだ中身が残っています。しかし、完全に使い切らずに捨てるということは、無駄に感じませんか?
「もったいない精神」の発祥地である日本では、特にこの考え方で育った人々の中には、「捨てる」という選択肢をためらう人が多いようです。
そうなんだよね。捨てるのは、何だか作った人にも悪い気がするんだよね!
そこで、このブログ記事では、内容を別の容器に移し、潤滑油を最後の一滴まで有効活用する簡単な方法を紹介します。読んでいただくことで、無駄なく効率よく使用することができます。
そこで、本ブログでは中身を別の容器に移して潤滑油を最後まで使い切る簡単な方法を紹介いたします。お読みいただければ、中身を無駄にせずに最後まで使い切ることができます。
ぜひ、最後までお読みいただければと思います!
どうして最後まででないときがあるの?
では、なぜ潤滑油の出が悪くなってしまうのでしょうか?
以下は、潤滑油スプレーが出なくなってしまう原因の例です。ご自分の使用法にあてはまるものはありますでしょうか?
潤滑油スプレーが出なくなる原因について
①内部の詰まりや堆積物 | 使用中に潤滑油が徐々に内部で詰まってしまい、流れが滞ったり完全に止まったりすることがあります。 これは、油中の不純物や錆、古い油の残留物が原因となる場合があります。 |
②ポンプの問題 | ボタンを押しても適切な圧力がかからず、潤滑油が正常に供給されない場合、ポンプに問題がある可能性があります。 ポンプの損傷や摩耗、詰まりが起きている可能性があります。 |
③容器のデザイン上の制約 | 容器自体に設計上の問題がある場合、油が底まで十分に流れず、最後の方まで出にくくなることがあります。 容器の形状や出口の位置、ノズルの設計などが影響する可能性があります。 |
④油の性質の変化 | 潤滑油は使用時間や条件によって劣化することがあります。劣化により油の粘度が変化し、流れにくくなったり出なくなったりすることがあります。 また、温度変化によっても油の性質が変わり、出が悪くなることがあります。 |
⑤ノズルの詰まり | ノズルに異物がつまったり、潤滑油自体が詰まってしまった場合でない可能性があります。 |
いかがでしょうか?あてはまるものはありましたでしょうか。
僕の場合は、バイクのメンテナンスや固着したボルトの位置によっては逆さまにして使用することも多いな。
逆さま使用で出なくなる可能性もあるんだよね。
潤滑油スプレーの逆さま使用で潤滑油の出が悪くなる可能性
そうなんです。メンテナンスする場所やパーツの位置によってはどうしても逆さまやそれに近いかたちで使用をせざるを得ない場合も有りますよね。
以下は、潤滑油スプレーの逆さま使用が多い場合に出なくなる原因の可能性をまとめたものです。
①空気の進入 | 容器を逆さまに使用するとき、空気が容器内に侵入する可能性があります。 空気が入ることによって油の流れが阻害され、出が悪くなったり止まったりすることがあります。 |
②油の位置ずれ | 逆さまに使用することにより、潤滑油が容器の上部に集まってしまう場合があります。 そのため、ボタンを押しても上部にある油しか出てこないため、底部に残った油がうまく利用できなくなります。 |
③ノズルの設計 | 逆さまに使用する場合、ノズルの設計が効果的でないと、油の流れがスムーズに行われない可能性があります。 ノズルの形状や位置が逆さまの状態では適切でないと、油の出が悪くなることがあります。 |
缶の中は見ることができないので、内部でどのようなことが起こっているのかは分かりません。ですので、逆さま使用を続けると上表のようなことが缶の中で起きている可能性があります。
以上が、潤滑油スプレーの中身が残っているのに出が悪くなったり、出なくなったりする要因でした。
出なくなった潤滑油スプレーの中身を移して使う方法
そうそう!出なくなった原因は分かったんだけどこれを知りたかったんだよ!
具体的な方法を写真付きで解説します。しかし、注意点もあります。
中身を移す方法は、いたって簡単です。しかし、缶に穴を空けますので以下の注意点に十分留意されて、作業を行ってください。
作業を行う際の注意点
作業を行うにあたっての注意点です。
- 安全な場所で行う: 潤滑油スプレーの中身を取り出す作業は、風通しの良い場所や屋外で行うことをおすすめします。換気が十分にされている場所で作業することで、揮発性の高い成分が周囲に広がることを防ぐことができます。
- 火気を避ける: 潤滑油スプレーには可燃性の成分が含まれている場合がありますので、作業中は火気を避けるようにしてください。火気に近づけると引火の危険性があるため、安全を確保するためにも火気の使用を避けることが重要です。
- 適切な保護具を使用する: 潤滑油スプレーは皮膚や目に刺激を与える可能性があるため、作業中は適切な保護具を使用してください。手袋や保護メガネなどを装着することで、皮膚や目の保護を行うことができます。
- 溢れを防ぐために注意する: 潤滑油スプレーを別の容器に移す際には、溢れを防ぐために注意が必要です。ゆっくりと注ぎながら行うことで、スムーズに移し替えることができます。また、余裕のある容器を使用することで、溢れのリスクを低減させることができます。
中身を別の容器に移す手順
手順1:準備するもの
- 出なくなった潤滑油スプレー
- 油さし容器(100均やホームセンターに有ります。写真参照)
- 電動ドリル(無い場合は、金づちと釘でもOKです)
- ロート(無くても慎重に容器に移せればOKです。しかし、容器に潤滑油を移す際は思った以上に勢いよく出てくるときがありますので準備をされて法が無難です。)
手順2:出なくなった潤滑油の缶の上下に穴をあける
電動ドリルで潤滑油スプレーの缶の上下に2~3mmほどの穴を空けます。穴が一つだけだと中の空気の逃げ道がないので上手く出てきません。
今回は、ドリルの直系3mmのものを使用しました。缶が転がりますので、注意してください。
手順3:容器に移す
先程もい述べましたが、結構な勢いで潤滑油が出てきました。ロートを使うことを推奨します。撮影の為、片手で移そうとしたら初めの方がロートの外に飛び出てしまいました。写真は、残りの勢いが無くなったものです。
中身の移動完了!
以上で、中身の移動が完了です。
今回は、もう一缶有ったので写真よりあと少し増えました。
思ってたより、簡単だね!ところで、どうやって使うの?
下に使い方をまとめておきましたので、お読みください。
取り出した潤滑油の使い方
少しだけ、注意点がありますので使用の際の参考にされてください。
潤滑油は通常、さらさらとした流動性のある油です。潤滑油は、摩擦を軽減し、機械や部品の動作をスムーズにするために使用されます。一般的な潤滑油は粘度が低く、滑らかで流れやすい性質を持っています。
ということは、つまりどういうこと?
使用する際は、容器を傾けて錆びた部分に差すように使用してください。通常、傾けるだけでサッと潤滑油が出てきますマヨネーズやケチャップを出す要領で押しつぶすとかなりの量が出てきます!ご注意ください!
残念ながら、容器に取り出したので、プシューと吹きかけて使用することはもうできません。
使い方としては、錆を落としたいネジやボルトに垂らして使ったり、動きをよくしたい箇所に垂らして使います。使い勝手は吹き付け散布が出来なくなるので格段に落ちますが、潤滑油として十分には使えます。
なるべく潤滑油スプレーを最後まで上手に使い切りたい
以上で、缶に残った潤滑油を取り出す方法の説明は終わりです。しかし・・・
どうせなら最後までプシューっと使いたいよね。
そうですね。中身は移せても使い勝手が悪くなるのは否めませんからね。
以下に、いくつかの対策をまとめてあります。
潤滑油スプレーを逆さまに利用せざるを得ない場合の対策
潤滑油スプレーを逆さまに利用せざるを得ない場合でも、いくつかの対策を試すことで出が悪くなる問題を改善する可能性があります。以下にいくつかの対策法を提案します。
①スプレーを正しい姿勢で使用する | できるだけ正しい姿勢で潤滑油スプレーを使用することを心がけてください。逆さまに使用せず、ノズルを下に向けるようにしましょう。これにより、油の正しい流れが促進される可能性があります。 |
②スプレー前によく振る | スプレー前に容器をよく振ってください。これにより、油とその成分が均一に混ざり、効果的な噴霧が可能となります。均一に混ざっている状態で使用することで、出が悪くなるリスクを減らすことができます。 |
③ノズルのクリーニング | スプレーのノズルが詰まっている可能性がある場合、ノズルをきれいにすることで問題を解消できる場合があります。詰まりがある場合は、ノズルを取り外して洗浄し、詰まりを取り除いてください。 |
まとめ
- 潤滑油スプレーの出なくなる原因は、内部の詰まりや堆積物、ポンプの問題、容器のデザイン上の制約、油の性質の変化、ノズルの詰まり、逆さ使用などなど様々な原因が考えられます。
- 残った潤滑油は油さしのポリ容器などに移し替えることで使用可能となります。
- 移し替えた潤滑油の使い勝手は落ちますが、潤滑油として引き続き使うことができます。
以上、潤滑油スプレーが途中で出なくなったときの対処の方法をまとめた情報のご紹介でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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