錆びて固着したナットを外すことが難しい場合、ナットを壊すという選択肢もあります。しかし、心配しないでください!
この記事では、写真を交えてナットブレイカーとたがねという道具の使い方を詳しく解説します。
DIY初心者でも簡単に取り組めるテクニックで、自分自身でナットを壊すことができる方法をご紹介します。
興味津々の活動者の方々に向けて、分かりやすく具体的な手順をご紹介しますので、ぜひ読んでみてください!
ナットブレイカー・鏨(たがね)とはどんな道具?
まず、ナットブレイカーやたがねがどんな道具なのかを説明いたします。
そうだね、まずどんな道具化が分からないと使えないね。
それでは、それぞれがどのような道具なのかを一緒にみていきましょう。
ナットブレイカーとはこんな道具です!!
まずは写真をご覧ください。
丸い部分でナットをはさみ込み、座面の六角ボルトをレンチなどで締め付けます。すると刃が出てきます。そして、ナットを切断することができます。
文字通りナットを壊す専門の道具です。
サイズが複数あります。写真はナットサイズ12mm~15mm対応のものです。
たがねとはこんな道具です!!
次は、たがねの説明です。こちらもまず写真をご覧ください。
たがねは、座面をハンマーで叩きながら使う道具です。本来石や金属、木材の削りやくり抜き、装飾を彫る作業に使います。
非常に頑丈な作りですので、ハンマーで叩いてナットを壊すこともできます。
使用の際は、けが防止のため軍手などの手袋を使用してください。
ナットブレイカー、たがねでナットを壊して外す
この章では、具体的なナットブレイカーとたがねを使ったナットを壊して外す作業の手順を説明します。
まずは、ナットブレイカーの使い方です。
ナットブレイカーでナットを壊す手順
使い方はいたって簡単です。
手順1:壊したいなっとにナットブレイカーの輪の部分を入れはさみ込みます。
した写真のように壊したいナットに輪の部分を入れてナットをはさみ込みます。
手順2:座面の六角ボルトを締めてナットブレイカーの刃を出していきます。
六角ボルトを締め付けることでナットブレイカーの歯が出てきますので、ナットが割れます。
ナットブレイカーというだけあって簡単にナットを壊せます。
たがねでナットを壊す手順
次は、たがねを使ったナットを壊す手順です。こちらも使い方はいたって簡単です。
壊したいナットにたがねの刃の部分をあてておきます。
けが防止のため手袋の使用をおすすめします。
ハンマーでたがねの座面を叩いてナットを壊します。
たがねの刃の部分の角度を微調整しながらナットを壊します。
ナットが壊れて外れたら、作業は終了です。お疲れ様でした。
ナットブレイカー・たがねのメリットとデメリット
ナットを壊すのに便利なナットブレイカーとたがねです。しかし、それぞれメリットとデメリットがあります。
道具のメリット・デメリットを知ることはDIYの腕前を上げることになりますよ。
ナットブレイカーのメリット・デメリット
以下、ナットブレイカーのメリット・デメリットです。
ナットブレイカーのメリット
ナットサイズへの適合性 | ナットブレイカーには、様々なサイズのナットに対応できるタイプがあります。 壊したいナットのサイズに合わせた適切なナットブレイカーを選ぶことができるため、作業効率が高まります。 |
シンプルな利用方法 | ナットブレイカーは使い方が簡単でありながらも確実にナットを壊すことができます。特別な技術や知識は不要であり、初心者でも安心して利用することができます。 |
ナットブレイカーのデメリット
作業スペースの制約 | ナットブレイカーは、ナットがある場所によっては取り付けに制約が生じる場合があります。 狭いスペースや特定の位置にあるナットに対しては、ナットブレイカーを使うことが難しくなる場合があります。 |
複数のナットサイズに対応するためのコスト | ナットブレイカーは、ナットのサイズごとに設計されているため、複数のナットサイズに対応するためには複数のナットブレイカーを用意する必要があります。そのため、複数の道具を揃えるためのコストがかかる場合があります。 |
たがねのメリット・デメリット
以下、たがねのメリットとデメリットです。
たがねのメリット
場所の制約が少ない | たがねは細い形状をしているため、比較的場所を制限されることなく、壊したいナットを取り扱うことができます。 狭いスペースや奥深くにあるナットにもアクセスしやすくなります。 |
手頃な価格と頑丈さ | たがねは比較的安価な値段で販売されており、頑丈な作りをしているため、壊れる心配がほぼありません。経済的で長く使用することができます。 |
たがねのデメリット
使用の習熟が必要 | たがねはハンマーを使いながら操作するため、慣れるまで少し時間がかかることがあります。 正確な叩き方や微調整が求められるため、慎重に作業する必要があります。 |
ボルトの傷つけに注意 | たがねはハンマーで叩きながら使用するため、壊したいナットの下にあるボルトを傷つけないように注意が必要です。 特にナットが壊れる前の段階では、作業を慎重に行う必要があります。 |
両方のいいとこどりは、できないのかな?
それはちょっと無理ですね。用途に合わせて、道具を選んでいくことが大切です。
ナットブレイカーはセットのものがあったので載せました。私は12~16mm用を一本だけ持っています。
まとめ
ナットブレイカーやたがねの使い方を理解していただけたかと思います。
DIYを始める際は、初心者の方も多いです。実際に使いながら学んでいくことが成功への近道です。
今回のまとめです。
- 錆びて固着したナットを外す方法をはナットブレイカーとやがねを使う方法があります。
- ナットブレイカーとたがね共にメリット・デメリットがあります。
- ご自分の用途に合った道具を選択しましょう。
以上、ナットブレイカーとたがねを使った錆びて固着したナットを壊す作業の説明でした。最後までお読みいただきありがとうございました。
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