あなたのお宅の猫ちゃんを猫専用の出入り口で自由に内と外とを出入りできたら猫も大喜びするのになとお思われている方もいらっしゃることでしょう。
また、ドアの開閉に関わる手間を省きたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
筆者宅も最初は猫を室内飼いにしていました。
けどね。僕にストレスが溜まり過ぎたんだよ。
それに、ここの家の周りは比較的静かな場所だったので、僕たち専用の出入り口を作ってもらいました。
この記事では、板材、角材、そしてペット用の出入り口を組み合わせて、猫専用の出入り口をDIYで作る方法を詳しく解説します。
また、猫の安全性と快適性を考慮しながら、出入り口の取り付けやアプローチの改善について具体的なアドバイスを提供します。
猫用の出入り口を付けるメリット・デメリット
お家で猫を飼われている方にとっては、ペットというよりもう家族の一員であり、かけがえのない存在であることでしょう。
そこで、猫専用の出入り口の具体的な作り方を説明する前に猫専用の出入口を設置した場合のメリット・デメリットを先に説明します。
ぜひ、メリット・デメリットの両方をお読みになってドアを設置するかどうかをご検討ください。
猫専用の出入り口を設置するメリット
以下が猫専用の出入り口を設置した場合のメリットです。
- 猫の自由な移動: 猫は自由に外に出入りできるため、自然の環境や他の猫との交流を楽しむことができます。
- 便利な管理: 猫の飼い主は猫が外に行く時間や行動を気にする必要がなくなります。猫の自己運動能力を活かすことができます。
- 室内外のバランス: 猫は室内でも外でも時間を過ごすことができるため、健康的な生活スタイルを維持できます。
猫専用の出入り口を設置するデメリット
以下が猫専用の出入り口を設置した場合のデメリットです。
- 外部のリスク: 猫が外に出入りすることで、外部の危険や病気のリスクが存在します。他の野生動物や交通事故などにさらされる可能性があります。
- 温度や天候の影響: 季節や気候の変化によって、外に出ることが制限される場合があります。寒冷地や暑い地域では特に注意が必要です。
- 他の動物の侵入: 猫以外の動物が猫の出入り口を通って家に入る可能性があります。これによって猫と他の動物との衝突が発生する可能性があります。
猫専用の出入り口を設置をするにせよ、しないにせよそれはあなたが家族の一員である愛猫のためを思って下した判断です。どちらも尊重される決断です。
猫専用の出入り口は一体どんなもの?
作るって言ってもどんなものができ上るかがちょっとイメージしにくいな?
そうですよね。では実際に僕たちが使っている場面の動画をご覧ください。
YouTubeショートにUPした動画の途中に実際に猫専用の出入り口をポンとポコが使っているシーンがあります。音楽が流れます。
完成予想図です。
下の写真は、それぞれ家の内側と外側を写した写真です。
猫専用の出入り口:安全面のワンポイントアドバイス
動画や写真でお分かりのように筆者宅では猫専用の出入り口と外とのアプローチにはしごを使っています。
なので、飛び出すことができないんだ。
猫専用の出入り口をわざと段差のある所に設置したり、外側に植え込みの木があると物理的に飛び出せなくなりますよ!
猫専用の出入り口はどうやって作るの?具体的な作り方
うん。どんなものができるかは、分かったよ。次は作り方の手順を知りたいな?それと何を準備すればいいの?
はい。ではここから具体的な猫専用の出入り口の作り方について説明をしていきます。
まずは必要な道具からご覧ください。
猫専用の出入り口:材料と道具
図とあわせてご覧ください。筆者宅のサイズに合わせてあります。
- 壁になる板×1枚
縦2130mm×横260mm×厚さ25mm - 壁板補強用の角材×2本
縦1800mm×横35mm×厚さ25mm - 猫の出入り口ドア・通販で購入×1個
- ドア止め(必要個数・通販で購入)
猫専用の出入り口用のドアは鍵がかかるものを使用しました。必要に応じて出入りの制限ができるので重宝しています。
サイズがM,L,XLとあります。色は白と茶を選べます。カギがスライド式です。
こちらはカギが回転式になります、
塗装に使用するステインについては、「DIY家具の失敗しない色の選び方と塗料の選び方ガイド」こちらを参考にされてください。
手順1:壁になる板の寸法を決めます。
まず、写真のようにサッシの溝に壁になる板がに入り込む長さがどのくらいかをメジャーで測ります。
上図のようにサッシの溝(窓枠)に壁となる板が入り込み(埋め込み)ますので、上下左右その長さ分はかります。
そして、壁となる板に「井」の字を書いて、その「井」の字の中に猫専用の出入り口が収まるように猫専用出入口をあてて穴を空ける枠を描きます。
手順2:猫専用の出入り口を埋め込む穴を空けます。
次に手順1で描いた猫専用出入口の枠に沿って電動のこやのこぎりで穴を空けます。
電動のこをお持ちでない場合は、きりでのこぎりの刃が入る程度穴を空けてから切り落とします。
このときに、補強用の角材も「井」の字の中に収まり、かつ猫用出入口のドアに被らない長さにカットしておきましょう。
ディスクグラインダーがあると、刃をのこぎりに変えると電動丸のこの代わりに使えるので便利です。
ディスクグラインダーを使うことで、DIYの範囲が大幅に広がります。私はハイコーキのディスクグラインダーを使用しています。この製品は頑丈で、問題なく作業を行うことができます。
さらに、細かい作業にはリョービ製の小型グラインダー(現在:京セラ CG-11)も使い分けています。小型のものが一つあるとDIYをしていると作業がしやすい場面があります。
手順3:壁となる板と補強用の角材を塗装します。
猫用ドアの穴を空けた後は、空けた壁板と補強用の角材を塗装します。
水性ステインを塗布するのがおすすめです。
また、ステインは二度塗りをした方が色むらができにくいので、二度塗りをおすすめします。
塗装に使用するステインについては、「DIY家具の失敗しない色の選び方と塗料の選び方ガイド」と「ウッドデッキのメンテナンスは必須!外観と耐久性をキープ!」こちらも参考にされてください。
手順4:壁板に補強用の角材を木ネジで留めていきます。
補強用の角材は「井」の字の中に収まるようにネジ止めをしましょう。
電動ドライバーがあれば、ねじ止めの作業時間が格段に違います。
DIYには必須アイテムの電動ドライバーですよ~。
DIYが好きな方は電動ドリルや電動ドライバーがあった方が作業効率が格段に上がります!私は、コード付きのものを使用しています。
コードレスの物も欲しいとは思いますが、毎日使うわけではありませんので、手ごろな価格のコード付きにしています。一つあるだけで大変重宝します。
手順5:猫用の出入り口ドアを取り付けます。
最後に猫用出入り口を取り付けます。
そして、サッシの溝に埋め込みます。さらに、ドア止めでサッシが開かないように固定します。
上記してありますが、ドアのかぎが閉まらなくなりますので、防犯上必ずドア止めを付けることをおすすめします。
以上で作業終了です。お疲れ様でした。
筆者宅では飛び出し防止の意味で外への段差が高い場所に猫用出入口を取り付けました。
そのような場合は、上写真のようにはしご(ステップ)を付けてあげると上手に出入りができます。写真は、角材に流木を切ってつけただけの簡素なものです。
また、はしごの先には小さな植え込みの木があります。
私は、DIYで施工しました。以下のように元々作られている商品もあります。
まとめ
DIYでの猫専用出入口ドアの作成方法でした。以下が今回のまとめです。
- 猫専用の出入り口を設置することで猫と飼い主のメリットがあります。
- 猫は自由に外に出入りでき、自然の環境を楽しむことができます。
- 飼い主は猫の外出時間や行動を気にする必要がなくなり、猫の自己運動能力を活かすことができます。
- 室内外のバランスを保ち、健康的な生活スタイルを維持することができます。
- 猫専用の出入り口を設置する際に注意すべき点もあります。
- 外部のリスクに対処するため、外側に段差を設けたり植え込みの木を配置することが効果的です。
- 季節や気候の変化による制限に注意し、猫が快適に出入りできる環境を整えましょう。
- 猫以外の動物が出入り口を通る可能性を考慮し、適切な対策を講じることが大切です。
猫専用出入口ドアを設置する、しないの判断は愛猫家のみなさんの大切なお考えです。どちらの意見がいい悪いということはありません。
我が家では出て行く姿を見かけたら、「車に気を付けるんだよ!」と声を掛けています。
以上参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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