錆びたパーツの錆取り

バイク

 バイクのメンテナンスをしているとき、錆びたパーツやボルト等の錆取りに時間がかかる時がありますよね。ちょっと一手間をかければ、錆取りの時間が短縮できます。

 お酢:水=1:1の水溶液に浸しておけばいいです。

用意する物

  • お酢(スーパーによくあるお酢で大丈夫です)
  • プラ容器(海苔などが入っている透明のものがいいです)
  • パーツクリーナー

下は酢酸の水溶液に付けつ前のボルトです。

錆を落としたいボルトやパーツ

 今回は、紹介のために作業場の片隅で錆びていたボルト君たちに協力してもらいます。錆びてますね~。ほったらかしていたらこのまま朽ち果てていくでしょうね。

お酢:水=1:1の水溶液に浸す

 写真の容器にお酢の水溶液を作り、浸しておきます。2枚目は浸した直後、3枚目は1日後。まだ錆が取れてなかったので後1日ほど放置。4枚目になります。今回はそこで取り出しました。写真だと分かりにくいかもですが、1日後からもう錆が取れ始めています。

 ~何故錆が落ちるか~

 お酢には酢酸が含まれており、酢酸には錆を溶かす性質があります。また、水によって酢酸の濃度を調整することで、適切な錆びたパーツの処理が可能になります。酢酸は錆を溶かすため、パーツの表面に付着した錆を分解します。このため、お酢と水を1:1の比率で混ぜた水溶液に錆びたパーツを浸すことで、錆を取り除くことができるのです。

 ※ 長時間浸けすぎると、酢酸が金属を腐食させる可能性があるため、注意が必要です。

写真は、酢酸の水溶液に付けた後のボルトを水で洗い流している様子です。ぼろっと錆が一緒に押してきました。

上は酢酸の水溶液に付けた後のボルトです。最初と比べると見違えるほど錆が落ちました。

水洗い&パーツクリーナー

 お酢の水溶液が付いたままだと酢酸の影響ですぐ錆びてしまうのでしっかり水洗いします。水で洗い流すだけでもごそっと錆が落ちます。そしてパーツクリーナーをプシュッと。きれいに落ちていませんが、この後ルーターにワイヤーブラシを付けてでササッと錆を落とせば初めから錆を落とすより短時間で錆取りができます。

 今回はお酢の水溶液に浸して錆を落とすという流れでしたが、錆びた部分を酢酸で処理する前に、可能な限り錆を落としてから処理するという方法も取れます。いずれにせよ、お酢から引き揚げた時は必ず水洗いで酢酸を落とすことを忘れずに。

まとめ

1 お酢:水=1:1の水溶液にパーツを浸す。2 錆びの落ち具合を確かめながら引き上げる。3 引き揚げたら必ず水洗いをして、酢酸を落とす&とどめのパーツクリーナー(無くてもよい)。4 ワイヤーブラシで残りの錆をササっと落とす。5 下処理で錆を落としたパーツをお酢の水溶液に浸す方法もある。

 いずれにせよ、水溶液内の錆の落ち具合を目視で確かめてください。浸し過ぎに注意。

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